秋の植物観察会(打田方面)
2024年10月5日(土)
打田・高船地区は、京田辺市では生物多様性の高い地域の一つです。植物ではマツバランやホンゴウソウ、オグルマ、ヤナギイノコヅチ、マツカサススキ、エビネ、ミズマツバのような希少植物が記録されており、オオムラサキやコマダラウスバカゲロウのような昆虫も知られています。また、ヤマトサンショウウオの生息密度もかなり高いと思われる地域でもあります。 この地域の基盤岩は生駒花崗岩で、その上に新生代第4紀の大阪層群が載っています。どちらも貧栄養で肥料分を含みにくいため、もともと耕作には適していません。竹林が多いのと生物多様性が発達しているのはそのためと考えられます。(光田先生) |