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1996年(平成8年)5月に本会が設立され、同年10月に第1号が発行されました。以来2003年(平成15年)10月の第15号まで毎年4月と10月に会誌「里山の自然」を発行してまいりました。自然観察会、研究報告、炭焼きや柿の芽摘み等の行事について会員が手作りをしています。 現在第26巻まで発行済です。 会員は無料、その他は1部500円です。 |
木津川の堤防にどんな植物が生えているか、それらの植物はいつ頃花を咲かせて実を結ぶのだろうか。こうした素朴な疑問を自分たちの手で解決しようと木津川の花調査を始めました。 2000年3月に3年間の調査成果を村田源先生(京都府自然保護審議委員)と光田重幸先生(同志社大学助教授)のご指導のもと、国土交通省淀川工事事務所の協力を得て当会で取りまとめ編集しました。 調査は木津町の泉大橋から八幡市の三川合流地点までの区間で行われました。人間が畑や公園に植えたり栽培したものは除外して、 双子葉植物 401種 単子葉植物 169種 裸子植物 2種 シダ植物 9種 原裸子植物 2種 楔葉植物 2種 総計 585種 を見つけることができました。 |
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京都木津川の草花たちの取り組み 1996年5月に18人の発起人から任意団体やましろ里山の会が結成され、植物や昆虫などの観察調査の取り組みが始まりました。2001年12月には特定非営利活動法人やましろ里山の会となり会員200人を擁する規模の発展しました。法人化に伴って補助金・助成金を受けての活動の幅に広がりが進みました。 2005年度の京都府緑と文化の基金の補助を受けて木津川の徹底した植生調査を行いました。期間は2005年から2007年度までの約2年半に延べ1000人以上のご協力を得た観察調査活動でした。 この調査は 木津川における全面的な植生調査を行い、堤防補強工事前の実態を記録にとどめること、そして希少植物の保全への提言をまとめることを目的に掲げました。そして結成5年を記念して発刊した「京都木津川の草花たち」と標本記録集、標本写真集、植生概略集を発刊し、木津川の実態を広く多くの人々にお知らせすることとして取り組みました。 調査結果の概略 植物標本数 2383点 植物写真集 441点 野張記載植物総数 17092点 協力者数 延べ1000人以上 植物調査開始時植物種数 684種 未採集植物数 30種 植物採集種数 879種 木津川の生育植物総数 909種 絶滅危惧植物生育場所数 73か所 25種 特筆植物 レンリソウ アサザ フナバラソウ オオバクサフジ イヌハギ ツルフジバカマ マキエハギ タコノアシ この事業には主に以下の人々によって進められました。 村田源 光田重幸 山本雅晃 上島裕 近藤和彦 中西はる江 白木弘一 大村幸正 坂田一郎 森島保 斉藤秀樹 伊藤千恵子 湯川幸子 森幾久子 山村武正 小嶋明 中屋厚子 北波ヒロコ 黒光輝政 近藤宏一 福井波恵 佐藤誠 津軽俊介 鈴木由紀枝 西沢公男 中岡利元 小川正明 その他多数(順不動) 特定非営利活動(NPO)法人 やましろ里山の会
常務理事 山村武正
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2009年8月
特定非営利活動(NPO)法人 やましろ里山の会 |